唐突ですが、皆さんがバッグの中に必ず入れるものはなんですか?
化粧品、風邪薬、文具、携帯電話……いろいろありますね。
でも、これらをそのままバッグに詰め込むと、
持って歩いているうちになかでとっちらかってしまって、
結局中身を全部出して点検しなきゃならなくなる、
なんて経験、もちろん私にも覚えがあります。
そんなとき、ちょうどいい大きさのポーチがあったら、どんなにか便利なことでしょう。
小物をポーチに入れて、そのポーチをバッグのなかに入れる。
または、ポーチをポーチのなかに入れる。
それまで整理がつかずごちゃごちゃの
小宇宙のなかに散らばっていたものが、
ポーチという入れ物の持つ力によって、
ある集合体のなかで“仲間”として認識されていくことのよろこび。
こう考えていくと、ポーチの存在そのものが、
身の回りにある物を自分の理想に近い形で片付けなければ
気がすまない人間の性質に実にぴったりと当てはまるものであることがわかります。
だから、私は他人のポーチの中身がときどき無性になるのです。
(同じような気持ちをお持ちの方、けっこう多いんじゃないでしょうか)
その人がどんな物をどんなふうに整理しているのか。
それはまさしくその人の精神構造が表面化したひとつの形だと感じるからです。
つまり、お気に入りのポーチを選ぶことは、
自分という人間がどういう人間であるか、ということと向き合うことでもある。
大げさですか?
いえ、でもほんとうにそうなんです。
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